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CROSS TALK

社員から始める企業の成長戦略。
3人が描くまいばすけっとの未来とは。
CROSS TALK

まいばすけっとには、全社員がいつでも、誰でも会社の改善案を出すという風土があります。創業当時から今もなお続いており、もはや文化と言ってもいいほど根付いています。急成長を支えてきた社員は、これからどんな未来を描こうとしているのか。さらなる成長に向けて、どんな人材が必要だと考えているのか。部署の異なる3人の社員がそれぞれの視点から語ります。

PROFILE
管理本部
人材開発部長
(現.営業本部長)
棚倉 昌洋
商品本部
サプライチェーン統括部長
 
二川 真悟
商品本部
MD戦略部長
(現.神奈川営業部長)
森 克則

経営視点を身につけるための育成カリキュラムに着手。

棚倉
棚倉

人事責任者として、店舗の出店スピードに合わせて現場の人材育成を優先してきました。短期間で店長職を担えるように知識と経験を得られる育成体制を構築。おかげさまで設立から10年で1,000店舗近い出店を実現しました。現在では売上は2,000億円、従業員数は20,000人を超えています。

今後は多くのメンバーをまとめるために、店舗の課題解決にとどまらない経営視点を持った人材育成が必要だと感じ、いくつかの企画を進めています。管理職向けの研修として、自部署の戦略策定や経営課題を解決するための知識の習得や、実践するスキルを身につける半年間の研修はそのひとつです。また、当社では企業成長に合わせて多様な専門部署が立ち上がりました。各部署がどのような役割を担っているのかを知ったり、学びたい分野の学習をスマホでいつでも、どこでも受けられるようにウェブラーニングの構築にも着手しています。これは、社員が自分のキャリアに悩んだときに、当社ではどのような道があるのかを知ってほしいという想いもあります。人材育成には時間も労力もかかりますが、どう育ってくれるのか、楽しみのひとつでもありますね。

1円の積み重ねで、
会社を根底から変えていく。

二川
二川

私が担うサプライチェーンを簡単に説明すると、取引先の工場出荷から物流を通じて店頭に並ぶまでの一連の流れを指します。役割としてはサプライチェーンの最適化、ムリ・ムダ・ムラをなくし、必要な商品を必要なお店に必要な数だけローコストで供給する体制をつくることです。

まいばすけっとは、もともとイオンのGMS(総合スーパー)から派生した事業です。物流や発注システムなどのインフラもイオングループの機能を活用していました。しかし、イオンのようなGMSとまいばすけっとのような都市型小型スーパーでは店舗面積が異なるため、GMSのように大量の在庫を店舗内で管理しておくことが難しいのです。コンビニなどはありますが、我々と同じ規模で展開している都市型小型スーパーは日本に存在しません。そのため独自のサプライチェーンを構築するべく、3年後、5年後を見据えて全体の最適化に取り組んでいます。例えば、サプライチェーンの起点となる商品の発注業務の大半を店長が担っているのですが、今後は発注のベースは本部主導に移行を計画しています。店長の業務時間の多くを占める発注業務の負荷を軽減することで、店長は重点商品などお店として取り組むべき発注に時間を割くことができるとともに、目の前にいるお客さまにより深く関わることができます。

これまで物流センターの機械化など規模の大きなプロジェクトもありましたが、基本的には細かな調整がほとんどです。たとえ1円未満の利益改善施策だとしても、いくつもの施策を打ち立てて1,000店舗近い規模で毎日積み重ねていけば数億円規模の利益となります。ひとつの事業を立ち上げるくらいのインパクトがあるため、企業を大きく変える仕事だと考えて取り組んでいます。また、供給のムダがなくなれば食品廃棄も減るので、持続可能な社会という点でも意義ある活動にもなると思っています。

データ分析・売場検証で、
発見のある
お買い物体験を届ける。

森

MD(マーチャンダイジング)のミッションは、店舗売上の最大化です。地域フェアや販売コンクール、まいばすポイントを活用した販促企画、立地に合わせた商品構成を考えるゾーニングなど業務は多岐にわたります。まいばすけっとは小型店ですが、商品数は約3000種類あります。お客さまが購入される商品がある程度固定化されていることもあり、もっといろんな商品にスポットを当てることでお客さまに知ってほしいという想いがあります。最適な商品提案ができるように電子マネー「WAON」などから取得した購買履歴を分析したり、どの商品棚の効率が良いのか、どの商品を購入された時に買上点数がのびるのかを検証したりと、数値に基づく施策に取り組んでいます。

また、店舗にはサイネージというディスプレイを使って広告を配信する仕組みがあります。まいばすけっとは約1,000店舗。毎日多くの方が来店されていますので、全店舗で放映すれば、認知度向上が期待できます。媒体ビジネスとして大きく成長していることもあり、今後はもっと多くのお取引先様に協賛いただけるように媒体力を強化したいですね。あと、これは副次的ですがいろんな商品に光を当てることで現場のメンバーにも、その商品の良さを知ってもらいたいです。お客さまにもおすすめできるようになりますし、商品部などのキャリアを考えるきっかけにもなればなと思います。

企業ステージが変わっても、
創業からの想いは
変わらない。

棚倉
棚倉

2019年にビジョン“私たちは一人ひとりに寄り添い、日常生活に悦びをご提供する会社です。”を制定しました。このビジョンには、創業から変わらない想いが込められています。地域密着店として何ができるのか、判断に迷ったときに立ち返るものでもあります。会社の取り組みとしては、貧困や孤食の悩みがある子どもを支援する「子ども食堂」の応援募金も、地域交流のひとつです。ビジョン内の“一人ひとり”には、従業員も含まれます。ダイバーシティの観点でいえば、外国籍や障がいを抱えている方でも楽しく働ける環境整備に力を入れています。

二川
二川

ずっと変わらないものでいえば、店舗コンセプトの“近い、安い、きれい、そしてフレンドリィ”でしょうね。近いというのは、何も物理的な距離だけではありません。お子さんから高齢者の方まで気兼ねなく来店していただける、気軽に購入できるなど、心の距離をぐっと近づけていくという面は今後も変わらないでしょうし、むしろ色濃くなってきていると実感しています。

森

私は、フレンドリィというフレーズにまいばすけっとらしさを感じますし、これからも重要視したいです。たまたまある店舗を訪れたとき、スタッフが出勤途中のサラリーマンに「いってらっしゃい!」とお声がけしているのを見たんですね。スーパーでこんな挨拶をするお店って、あまりないと思うんです。他にも、お客さまとスタッフが仲良よくお話している姿も見かけます。お店がそこにあるから行くのではなく、そのスタッフがいるからお店に行くという構造は、働く側のやりがいにもなります。今後どれだけ店舗が拡大したとしても残したいし、進化させたい文化ですね。

未来を自らの手でつくる会社。だから明日を切り拓く人がいい。

棚倉
棚倉

「日本発の世界に通用する都市型小型スーパーをつくる」。これは私の恩師が言った言葉です。当社は本気で世界を見据える企業です。地域の方が、今より豊かに、便利に暮らせる未来を創るためにも、創造性のある方と働きたいですね。自らの将来を掴むために努力ができる人にチャンスが訪れる会社です。一度の失敗くらいで落第点を押すような会社ではありません。店長になるなどの目標だけでなく、自分はまいばすけっとで何を成し遂げたいのか、長期的な視点と意欲と覚悟を持ち続けてください。自己成長意欲の高い人材が、当社の成長を支えています。

二川
二川

上から命令されて実行するのではなく、社員自らが考え組織を創り上げてきた会社です。今後もこの風土は変わりません。お店として、会社として、お客さまに悦んでいただくためにはどうすればいいのか、自分で考え実行したいという人には、本当に向いていると思います。もちろん常識に縛られる必要はありません。今は食品がメインですが、社会的ニーズによっては商品構成が変化するかもしれませんし、極端な話、店舗がリアルではなくネット上に存在したほうがお客さまのためになる、という未来になるかもしれません。大切にしてほしいのは受け身で変化を待つのではなく、自ら変化を起こしていくことですね。

森

私は転職組でいくつかの小売業を経験してきたから感じるのですが、まいばすけっとはよく学ぶ会社です。勉強する人たちがとても多いです。このベースがあるから、会社の発展につながったと思いますし、重要な風土です。他の2人と重複しますが、自身を高めていきたい人が多い会社なので、成長意欲が高い人ならきっと心地よい環境です。学生のうちは具体的な未来がまだ定まっていない方が多いですし、今すぐ決める必要はありません。だから、新しいことに挑戦し続けたい、なにか変えてやろう、成長している企業で自分自身を試したいという気持ちをぶつけてほしいですね。会社はきっと応えてくれますから。

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